コラム
2006年03月21日
塗滴 2006.03.08 VOC規制の4月施行を控えて・・・
VOC規制の4月施行を控えて、低VOC化の動きが本格化してもおかしくない状況のはずなのだが、自動車関連の一部を除いて需要家の対応は鈍い。今回の改正大気汚染防止法は大容量の排出施設に濃度基準を設け削減を狙うとともに、大半の固定発生源に対しては自主的取組を促す法制度。環境省はこれをベストミックスと自画自賛するが、全体としてあいまいな内容である点は否めない。自主的取組とは、VOCを排出している業者などに削減の取組をすべきというのが主旨。「すべき」というのは法規制という強制力を伴うものだからだ。その一方でどのような形で、どのくらいのレベルで削減し、その結果を誰がどのように検証して評価するのかといった問題が非常に流動的で、はっきり言ってよく分からない。零細業者がVOC排出量をどの程度把握出来るのか、簡易VOC測定器を開発するというが、測定して削減計画を立案するなどということは現実的ではない。業界(団体)がマニュアルや指針を示し、それに従った業界ルールを設けて実行していく方向のようだが、業界自体も戸惑いを隠さない。法規制に自主的な規制の枠組みを設けたことが本当に画期的なのか。むしろEUのように製品別のVOC含有量の規制値を設けた方が、ストレートで考え方が明解。