コラム
2006年05月08日
塗滴 2006.04.19 地方のBP(車体整備業者)を回ってみて・・・
地方のBP(車体整備業者)を回ってみて気付いたことがある。BPの経営者と現場(鈑金工や塗装工)とのギャップが意外と深い点。経営者といっても現場出身なのだから、もっとマインド面で一体化しているとの感覚でいたが、仕事の考え方自体かなり差がある。経営の立場から見ると「なんでそんな部分の作業に時間をかけるのか、もっと要領よくやれば生産性がアップする」といら立っているのに対し、現場は「自分の仕事の進め方は自分で決める。どんな作業も手を抜きたくない」と職人気質(かたぎ)で反発する。「デートがあるときはあんなに手早く仕事を終えるのに」と経営者は苦り切る。特に景気回復からか入庫が増える傾向にある一方で、「コストと納期は厳しくなるばかりで利益が出ない」といった悩みを抱える。とはいえある経営者は「どんぶり勘定につかっているので、知恵を働かせれば利益(ウマ味)はまだある」と声を落として教えてくれた。標準価格があってないような世界。損保のレバレートに縛られているようであいまいな要素もある。それにしてもBPの現場は若い人材が目立つ。「車好きの若者が集まってくる状況は変わらない。メカニカルな整備よりボディー補修の方が仕事の達成感があり、やりがいを感じている」と経営者は語る。若者にもっと夢を――(M)