コラム
2006年05月23日
塗滴 2006.05.10 建築・自補修・防食を分野とする汎用市場は・・・
建築・自補修・防食を分野とする汎用市場はリアルで最も重要なマーケットといえる。その市場が生活者を軸にして大きな転換点を迎えている。既に市場のイニシアチブは生活者が握っている。もうゼネコンでもリフォーム業者でも施工業者でもない。塗料品質や塗装品質の決定権は生活者にある。この辺を肝に銘じておかないととんでもないマーケティングミスを犯すことになる。製品コンセプトしかりサービスの在り方しかり。しかし市場実態はいまだにプロダクトアウト(生産主義)的対応が支配的。需要が自然成長した時代ならともかく、需要創造的マーケティングが必要となっている現在には通用しない。こんな当然のことが分かっているのに変われないのは、メーカーも流通も考え方が硬直化しているとしか思えない。むしろ現場サイドには生活者に向かうマーケット行動をとれないジレンマがある。生活者戦略のことごとくが社内稟議の過程で「現実的でない」と抹殺されてしまうケースが多い。成果や数値を上げられないと思われ、上層部へ行くほど「そんな戦略の責任はとりたくない」と結果的に無難で従来と代わり映えしない方向をとる。これでは無駄な時間と金をかけて自分の首を絞めているようなもの。生活者基点からの市場行動のため現場発想がポイント(M)