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コラム

コラム塗滴シリーズ

2006年10月20日

塗滴 2006.10.11 ようやく景気回復の余波がじわりと・・・

ようやく景気回復の余波がじわりと業界に及んできた。とても手放しで喜べる状況にないことは業界人自身が肌身にしみて感じている。それにしてもトンネルは長く暗かった。いくら海外事業が盛況だといわれても、それを実感できるのは一部の企業。「国内市場のシュリンクはまだこれからも続く」との見方が支配的。ユーザーのコスト至上主義は相変わらずだし、付加価値化といっても現実的には厳しい。閉塞感は依然として強い。それでは将来に何の展望もない業界なのかというと、むしろ塗料産業はポテンシャルがあるともいえる。世界的に再編が進む中で、メジャーの塗料メーカーの動きに変化が出てきている。自動車OEM塗料事業を持たないアクゾノーベル、シャーウィン・ウィリアムズ、ICIなどの業績の良さが目立つ。これに対し総じてOEM塗料の収益が低下している。日本と違い、欧米では従来から「OEMより汎用分野が儲かる」というのが定石であったが、それがより鮮明になっている。ところが日本では汎用といえば価格競争といったイメージが強く、それが事実でもある。彼我の差はどこからくるのだろうか。それはマーケティングの違いに帰結すると思う。生活者動向をベースにした市場原理が欧米、いや日本を除く世界市場では貫かれているからだ(M)

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