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コラム

コラム塗滴シリーズ

2007年01月23日

塗滴 2007.01.17 少子高齢化や団塊の世代の・・・

少子高齢化や団塊の世代のリタイアなど社会の構造的変化が加速しつつあり、塗料の国内需要が冴えない。汎用分野の主力である建築用は厚みのあるストック市場を背景にしているにも関わらず、需要が伸びていない。リフォームの潜在需要という言い方も幻想に近いのかもしれない。生活者が住に向ける関心が大きく変化していることも要因のひとつ。消費の中心はITなどに向けられる反面、かつて豊かさの象徴であったクルマは軽へのシフトに見られるように「生の足」となっている。高齢化に伴うバリアフリーニーズはあるものの、もっと根本的な住環境のミスマッチが生じており、不必要になって空室を抱えた世帯も増えている。米国に比べ中古住宅の流通を促進するような法的なインセンティブが乏しく、依然住宅問題は最大の社会問題となっている。翻って業界のリフォームへの対応も塗り替え的発想の域から出ていない。しかも生活者と間接的にしかつながっておらず、塗装の持つ価値を伝えることができない。「外壁はシリコンで」などといった内容のないセールストークができるのは日本的だ。というよりもマーケティングの貧弱さ以外のなにものでもない。生活者の「心」に届くサービスの在り方を創造することが課題だが、業界全般は受身の姿勢から脱却できていない。(M)

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