コラム
2007年02月14日
塗滴 2007.02.07 業界団体の賀詞交歓会には・・・
業界関係団体の賀詞交歓会には共通するトーンがある。まず第1点は、緩やかな景気持続の恩恵が業界に及んでいないこと。実感としては分かるが、景気回復が業界のメリットにつながるとはいえず、希望的観測を述べているに過ぎない。需要が過去10年といわず、ここ5年間だけでも激変していることの認識がそこに感じられないのはなぜなのか。市場分析を踏まえた業界の現状から出発した発言をもっと聞きたかった。新年なのだから雰囲気的に難しいことは言わないでおこうとの気持ちが支配的。しかし参加者の心には「業界は瀬戸際」とわだかまりがある。第2点として感じるのは、業界の枠組が変動してきているのに、いまだに旧来の製販装を前提とした発想が主流になっていること。本音と建前を差し引いても、これはいただけない。「製販装が協力し合ってがんばっていきましょう」式のリップサービスはむなしい。誰一人そんな次元を信じてはいないからだ。もともとバラバラの寄せ集めであったものから、企業の生き残りの方向の中で製販装を語ることはナンセンスに近い。むしろお互いに自立した立場での協力関係作りをすべきではないか。生き残りレースも最終段階に入り、勝ち残れる企業が特定できるようになってきた。業界再編は見かけより進んだ(M)