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コラム

コラム彩事記シリーズ

2007年02月09日

埋もれた技術を磨く ジーアンドアイ・上農晴三氏

リン酸チタニウムをベースにした抗菌コーティング材「ナノベール」を立ち上げた。最大のセールスポイントは幅広い抗菌性と人への安全性にある。抗菌塗料の主流となっている銀系抗菌剤とは一線を画す。「(銀系は)欧米では安全性を問題視している」と指摘。追い風に乗った展開を加速する。


上農氏の出身はグラビア印刷業界。畑違いの世界に進出したきっかけは「世の中には画期的な技術でも埋もれているものが多くある。それを発掘して世に出し、ビジネス化したい」とのベンチャー魂を「ナノベール」に出会って揺すぶられたからだ。全くのゼロからジーアンドアイを設立し、これまで手探りで市場を創造してきた。


「玉(商品)としては磨く価値がある。400ほどの菌に効果のある抗菌性は他に例がない。しかも抗菌性能の持続性が高い。一応必要であれば5年間の保証を出せるレベルだが、塗膜がある限り効果は低下しない。膜厚はナノレベルで十分。単価は高いが施工面積的にはリーズナブルになる」


過去1年余り、全国での代理店ネットワークの形成に注力する一方、食品工場や医療施設などでの実績作りをしてきた。また昨年秋には名古屋に専用のラボ(研究施設)も完成し、技術的なバックアップ体制ができあがった。


「(今年からが)正念場だと思う。幸い代理店になっていただいた塗料販売店の方々もモチベーションが高く、塗料の領域を拡大する方向で挑戦する動きが具体化している。我々としては技術サービスを強化し、バックアップして共存共栄の実を高めていきたい」(芹沢)

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