コラム
2007年04月24日
塗滴 2007.04.11 VOC規制に象徴されるように「環境経営」は・・・
VOC規制に象徴されるように「環境経営」はもう看板だけの建前で済む課題ではなくなっている。環境コストは既に必要悪なのではなく、経営戦略の基盤に繰り込まれているべきものとなっている。更にCSR(企業の社会的責任)がクローズアップしている中で、「環境経営」の本質が問われるようになってきた。この問題は企業の規模に関わらない普遍的なテーマと認識する必要がある。しかし、業界の実態は本音と建前を使い分ける対応が目立つ。「ユーザーにコスト負担となる低VOCはすすめられない」などと言うが、実態的には低VOCをレコメンドするだけの力量が欠如しているのではと疑いたくなる。低VOCに向けた技術を核としたノウハウやサービスを社内でキチンと構築している企業が少ない。要は環境をビジネスチャンスとして展開できるだけの人材不足が根本にある。これではいくら環境商品を開発したとしても低VOCの推進につながらないばかりか、ユーザーからは「塗料を供給する側が低VOCに熱心ではない」とのマイナス評価につながりかねない。環境経営とひと口で言っても多様な在り方が考えられる。つまりそれだけ切り口や入り口はいろいろあると言える。まずは環境対応とのスタンスではなく、経営目標を含めた経営戦略として位置付けるべきだ。(M)