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コラム

コラム塗滴シリーズ

2007年04月11日

塗滴 2007.04.04 塗料産業とは何か。この問いは・・・

塗料産業とは何か。この問いは言い方を変えれば塗料という商品は何であるかということでもある。商品性格は市場ニーズ、もっと根本的には社会的背景の中で変わってくる。バブル崩壊後とそれ以前では塗料の性格が変化していることを見抜くことはたやすい。端的にいえば材料としての性格から、デザイン性への転換と捉えることができる。住宅室内用として塗料は「使いにくい材料」とされていたが、今では「カスタマイズや高級化に欠かせないデザインアイテム」へと様変わり。工業用分野においても車のボディーデザインばかりでなく、携帯電話などのITモバイル製品、IT家電製品までがインテリア性を高め、コーティングによるデザインの高度化が当然の市場ニーズとなっている。こんな劇的な塗料の商品性格変化が起きているのに、塗料産業の体制は依然としてプロダクトアウトの材料供給スタンスが強い。なぜなのだろうか。経営者にデザイン感度がないということか。「塗料は材料で売るのであって、デザイン性は付け足し」という見方しかできないのか。経営者やボードばかりでなく、業界人がデザインセンスに欠けるところがあるからなのか。よく分からないが、損をしていることだけは確か。活性化を叫ぶならこの点をきちんと見据えるべきだ。(M)

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