コラム
2007年09月13日
塗滴 2007.09.05 塗装工事単価が下げる気配が一向にない・・・
塗装工事単価が下げ止まる気配が一向にない。施工しても赤字覚悟といった水準すら超え、「絶対にできない単価が出る」という状況。大半の業者は逃げる構図にあるが、誰かがやるとの見方が強い。職人を遊ばせているよりはいいといった建設業界ならではの構造がそこにあるからだ。自縄自縛というよりも呪縛といった方が実態に近い。バブル時代に金融機関と一体になって踊ったツケは残っているのに、談合体質など建設業界の体質は全く変わっていない。建設産業の末端にある建設塗装業の体質も同じ。コストカットは一式下請方式が主流になるにつれ「メチャメチャな単価でやろうと思ったら工事のどこかで抜くしかない。工期も余裕がないので、元請もそれを暗黙のうちに認めている」との声も。社会常識を超えた世界が厳然として存在しているのだ。耐震構造の偽装は氷山の一角と言われながら、暗の部分をてっけつする業界努力は鈍い。マスコミの報道姿勢も一過的。行政は行政で「官政談合」へのメスの入れ方が甘い。アメリカでの橋梁崩落の事件はメンテナンスに要因があると言われ、決して無関係な出来事ではない。建築塗装の在り方を支配してきた建設業界ルールを一度断ち切る必要がある。業界は生活者に近いルールを自ら定め、実行する時代といえる(M)