コラム
2007年10月18日
塗滴 2007.10.03 塗料販売店が追い詰められている。・・・
塗料販売店が追いつめられている。倒産件数は拡大基調にある。経営不振に加え、連鎖倒産するケースも目立つ。大都市圏よりも地方圏で行きづまるケースが多い。淘汰との局面が強まっているわりには流通再編はあまりドラスティックではない。このままでは流通の底割れが深刻化し、塗料産業の基盤が崩壊しかねない状況にある。力のあるディーラーに集約された方が流通が合理的になるとの意見もあるが、それは正しくない。塗料という商品は売りっぱなしができない説明商品との性格がある。きめ細かい売り方が求められるのだ。しかもひと口に塗料といっても市場は広くディープ。奥深いパフォーマンスがある。塗料のノウハウは流通過程を通じて市場の末端にまで伝わる。ところで塗料販売店の減少の最大の要因は倒産によるものではない。後継者不足などによる自然廃業の方がずっと多数なのだ。商売に夢をもてない、継承させるほどの魅力がないなど、塗料販売店の経営マインドは低下の一途。これでは働く社員の方も志気が上がらない。塗料メーカーの方も自社の台所事情があってなかなか塗料販売店支援まで手が回らない。しかし本当の問題は市場変化と流通機能が齟齬をきたしているところにある。流通の新しい形を示し、ビジョンを業界で共有化することがスタート(M)