コラム
2007年11月02日
塗滴 2007.10.17 ペイントカラーの時代がいよいよ・・・
ペイントカラーの時代がいよいよ幕を開ける。塗料を消費するのではない。色彩を消費する時代との認識を持つ必要がある。塗料は売れないが、色彩はビジネスになるとの感度が社会的に高まってきているのだ。こんなことを言うと業界人はそんな気配を感じたことはないと反発するかもしれない。業界とはズレた世界の出来事なのだから当然だ。ペイントカラーを売っているのは業界人ではなく、いわゆる異業種人なのだから。業界外から見た塗料の可能性は無限大に感じられるようだ。その理由として塗料はモノでもなく、材料でもなく、建材でもない。色彩そのものが塗料とストレートに映っている。しかも他の色材と塗料が最も違うのは、素材やその形状、そして状況に関わらず色彩を付与することができる。色彩表現ができるということはどういうことか。その本質は美観とか美粧性、更にはアメニティー(快適性)といった平盤な次元をはるかに超えている。考えてみればよく分かるが、色彩のない世界に社会は成立しないし、人は生きることができない。色彩は人をアニメート(生き生き)とさせるし、モノに再び生命感を与えるものなのだ。車は走るがカラーデザインで車のアイデンティティは決まる。社会やコミュニティーも色彩景観によって魂が吹き込まれるのだ。(M)