コラム
2007年12月11日
塗滴 2007.11.21 「値を下げても売れない」時代になっている・・・
「値を下げても売れない」時代になっていることを直視すべきだ。この事態は自ら招いたものとの自覚が不可欠。「市場が悪い」などと言っていてはダメだ。常に市場や景気のせいにして逃げを打つ経営からそろそろ脱却しなければ塗料産業に未来はない。売れない理由ははっきりしている。既存の顧客の仕事が激減しているからに他ならない。またその対策もはっきりしている。既存の市場のスコープ(範囲)を打ち崩し、新たなスコープを想定し、企業の目的と方向を定めることにある。その場合何を企業目標とするかがポイント。漠然と塗料とその副資材の販売というスタイルは時代に通用しなくなっている。もっと大胆かつ個性的な企業目的を掲げるべきだ。よく言われることだが、化粧品はそれを使うことによって実現するであろう夢を売ることを目的としている。塗料も塗ってナンボ儲かるという世界から脱却し、住生活や社会環境に寄与する夢を売るコンセプトを企業目的とすべきであろう。リフォームなどと手垢のついたコンセプトは邪魔なだけだ。顧客の中心に生活者を置けば、顧客のウォンツは「塗替え工事」でも「確かな塗膜」でもない、塗料が発する効果であり、効果を表すイメージである。このイメージを喚起することが企業目的といえる。(M)