コラム
2007年12月17日
塗滴 2007.11.28 原材料の高騰が塗料産業の足元を揺さぶっている・・・
原材料の高騰が塗料産業の足元を揺さぶっている。それにしても9~12月にかけてのメーカーの値上げラッシュにはすさまじいものがある。溶剤類は1年間で6~7回、その都度値上げが実施されてきたが、メーカーも主要原材料が相次いで値上げされる中でなりふりかまわず転嫁せざるをえなくなったようだ。最近ではファックスなどの通知ひとつでの値上げ通告パターンが定着。ある塗料ディーラーで値上げ通知を見せてもらったが、この1年間でバインダー1冊分、9~12月だけでも数十枚に達している。ディーラーも考える余裕なく値上げを打ち出している状況。「ユーザーが値上げを呑むにしても、期変わりなどのタイムラグが生ずる。在庫を積み残すことはしていないので、タイムラグの発生した分を我々がかぶることになるが、どのくらいになるか分からない」と話す。気がかりなのは原材料コストの高騰はある意味大きなチャンスとの側面がある。不採算製品やライフサイクルの終了した製品を廃番にし、商品構成を大幅にリストラクチュアリングする機会にもなるはず。ところがこれをシステム的にやっているメーカーは少ない。コストにシビアな経営をしている割にシリ抜け状態を放置している。ディーラーも商品選択を厳しくする千載一遇のチャンス