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コラム

コラム塗滴シリーズ

2008年01月08日

塗滴 2007.12.12 過去10年を振り返ると・・・

過去10年間をふり返ると、塗料メーカーのグローバル化の進展には目を見張らされる。単なる拠点のハコ作りのレベルとは違った経営問題が突きつけられ、ある意味”てんてこ舞い”といった事情もうかがえる。特に人作りは各社の最大の共通課題。国内のように企業に対するロイヤリティーをあてにすることができず、チームワーク中心の組織構築は困難を極める。せっかく人材を育成しても定着率が悪い。インドでは3年間で全従業員が入れ替わるほど。個人主義の意識が強く、キャリアと能力は自らが評価しスキルアップしていく指向がある。チームプレーに徹するより個人プレーを優先する。こんな評価が日本側に定着している。しかし日本企業で働く現地人の立場になって考えると、いくらがんばって努力してもキャリアパスのルートが見えにくい。当然業績が悪化すれば解雇や撤退も予想される。日本から派遣された現地の事情に疎いマネージャーが恣意的な権限を乱用しているかのように映る。こんな心情が生まれる場合も多い。自己中心的になる傾向の一端は進出企業の姿勢にもあることを認識すべきであろう。お国柄や文化の違いは当然ある。しかしこれを超えた人間的な信頼ベースに国境はなく、文化の異質性はグローバル企業の活力の源泉にもなる(M)

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