コラム
2008年02月07日
塗滴 2008.01.23 原材料コストが収益を圧迫している・・・
原材料コストが収益を圧迫している。収益予想の下方修正が相次ぎ、経営不安が強まってきた。コストアップに見合った価格修正は当然だが、値上げによるカバー率は60‐65%程度で、厳しい状況にある。サブプライムに端を発した国際的余剰資金が実態経済ベースの株式市場から商品市場に流れ、原油コストを引き上げる構図となっており、それほど長期間続くものではない。しかし中国など新興国の経済発展から原材料需要が旺盛なことから、サブプライム問題が沈静化したとしても原材料コストの高値圏は崩れそうにない。経営マインドとしては高コスト時代の舵取りが試されることになる。そうなると常識的にはコストの更なる削減による事業の在り方のスリム化という方向である。これに向けた方策はこれまでも打たれてきており、総人員はピーク時に比べ大幅に減っている。加えて販管費についても厳しいチェックが入り、現場サイドからすれば「まともな販促ができない」との声も聞こえる。こうした身丈を詰めたコスト削減によってなんとか黒字を維持するという空気がある。経営と現場との齟齬が深まっているようで気になる。ピンチをチャンスにするには長期的な戦略が不可欠だ。一方的にコストを削っているようでは市場のシュリンクに拍車をかける(M)