コラム
2008年02月25日
塗滴 2008.02.13 11‐12月は汎用市場が凍結した・・・
11‐12月は汎用市場が凍結した。汎用の収益源である自動車補修用塗料のメーカー出荷は過去最低の水準にまで陥没。ボリュームの柱である建築用塗料は底ばいの状況、防食についてもほぼ似た状況の悪さにある。しかし一概に市況が悪いといっても地域差が出ている。北海道は汎用市場悪化の縮図となっており、深く水面下に埋没したまま。相対的に良いのは中部圏、首都圏くらいで、他地域は「かつてない厳しさ」との悲鳴が聞こえてくる。要因はマクロ的なものもあるが、汎用市場そのものの構造に起因する要素も見逃せない。市場構造が大きく変化している中にあって、メーカーも塗料ディーラーも更には塗装業者もそれに対応してこなかった。マーケットリーダーは建築汎用であれば既に建設業者ではないにも関わらず、建設業界のロジック(慣習)に染まったまま陥没価格のせめぎ合いを続けてきた。製品戦略はあっても市場の立ち位置を変える戦略性は欠如。自動車補修にしても事故車頼みの需要構造の中で限られたパイを奪い合っているのが実態。もうそろそろ目を覚まさないとみんなで仲良く心中することにもなりかねない。汎用市場は塗料産業の顔となるべきもので、その目的は社会のためにある。社会を構成する生活者のための産業であるべき。これは何度でも言う(M)