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コラム

コラム彩事記シリーズ

2008年02月07日

ブースメンテに万能薬はない イディアクルー(東京) 社長 當麻浩司氏

現在41歳。平成13年、35歳のときに塗装スラッジ凝集剤の製造開発会社を設立した。かつての勤め先だった中古車販売会社時代に客先の板金塗装工場で、塗装スラッジで困っていたのを目の当たりにしたのが起業のきっかけ。「この時代にこんな塗料だらけになって仕事をしている世界があったことにショックを受けた」と当時を振り返るが、環境に対する社会気運が高まる中でビジネスチャンスを感じた。
まったくの文系で化学の知識を持たなかったが、知り合いの大学教授を頼り、アルカリ剤の販売から始めることに。客先も持たないゼロからのスタートだったため、ホームページで塗装工場を見つけては、ひたすら営業に通う日々を続けた。
設立の翌年には、東京都から塗装スラッジの再利用で研究開発事業の認可を取得。また創業支援として千代田区庁舎内事務所の「ベンチャーKANDA」の入居が認定を受けた。
その後平成15年に中村鉄工所とスラッジ自動回収事業と省メンテナンスブース開発事業の共同事業を開始。平成17年に環境浄化技研との共同事業で霞ヶ浦用浄化剤を開発するなど、現在は塗装ブース用不粘着剤、排気ダクト用消臭剤、UV塗料向け不粘着分散剤、水系塗料用分解剤など次々と新製品を開発してきた。
當麻氏が設立時から大事にしているのは、個別対応力。「ブースメンテナンスに万能薬はない。塗料が同じでもブースが違えば効果も違う」と、製品もオーダーメイド対応を重視している。ブースメンテナンスのあるべき姿について「設備先行では失敗する。塗料、設備、薬品メーカーの3者が結束し総合力で対応していく必要がある」との考えも持つ。
社名のイディアクルーはIDEA(アイデア)とCREW(乗組員)を合わせた造語で當麻氏が名付けた。“お客さんから頼られる存在”を目指し、航海を始めている。(近藤)

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