コラム
2008年05月13日
塗滴 2007.05.07 景観法が施行されたのは・・・
景観法が施行されたのは05年の6月、丸3年が経過する。これまでの行政指導といった景観行政から脱却し、より良い景観形成を積極的に後押しする法律として制定された。この法に基づいて「景観計画」をまとめた地方自治体は104に達し、最近では東京・世田谷区、栃木県日光市、静岡市、鳥取市が新たに策定。これに加え景観行政団体が全国で342団体形成されている。景観法というと自治体の専売特許のようなイメージもあるが決してそうではない。積水ハウスが進める住宅開発にも景観法が導入され、外壁などの色彩についての規制を設けている。市民や住民の景観への関心が強まっている背景がある。それにしてもお寒いのは塗料産業の対応。日塗工は景観色彩ツールを作成したというが、ツールを作っても魂を入れることはしない。自治体関係者や市民、NPOを巻き込んだセミナーを全国各地で開催する予定はないらしい。予算がないわけではないようだ。日本経済新聞の企画を丸飲みしたイベントを開催するために多額の予算を用意するくらいなのだから。日塗工だけではない。業界人そのものが景観向上の動きをチャンスとした行動を起こす気配がない。それでいて塗料が売れない、付加価値が低下するとの泣き言ばかり。市場感度の問題だ(M)