コラム
2008年06月10日
塗滴 2007.05.27 上場塗料メーカーの3月期決算が出揃ってきた・・・
上場塗料メーカーの3月期決算が出揃ってきた。当然のことながら原材料コストアップが直撃し、収益性を悪化させるパターンとなった。加えて円高の影響も目立つ。原材料コストは相変わらず上昇傾向にあり、値上げとの追いかけっことなっている。汎用関係は即対応できる面もあるが、競合品が値上げしていないとなると踏み切りのタイミングが難しい。価格リーダーシップをとるメーカーがあいまいなため、様子見しながら及び腰の値上げ行動となる。しかし実態はそうも言ってられず、台所は火事場の状況となってタイミングの余裕すらなくなってきている。小刻みな値上げ、五月雨のような値上げはディーラーの神経に痛くさわるらしい。メーカーにき然とした価格体系打ち出しを望む声が強まっている。その一方で大手OEMユーザーは、鋼材値上げは認めても塗料に関しては門前払いの状況。「コストアップ要因は理解できるが、内部で消化してほしい。我々も製品値上げできないのだから」との理由。鋼材だけは例外扱いというのがよく分からないところだが、鋼材の方が塗料よりプライオリティが高い資材ということなのだろうか。OEM塗料は海外でも似た状況にある。海外メジャー塗料メーカーの自動車用塗料収益は陥没に近い。北米市場の不振がその要因である。(M)