コラム
2008年06月16日
塗滴 2008.06.04 地球温暖化が深刻度を増している・・・
地球温暖化が深刻度を増している。国際的な温暖化ガス(CO2)のトレーディング体制が整備されつつある。ところで業界に関わりのあるVOCと温暖化問題の解明は進んでいないが、全く相関性がないとも言い切れないのではないか。大気中に放出されたVOCは分解されずにいる物質もあり、光化学スモッグを発生させる要因となっているばかりではないかもしれない。いずれにせよCO2を含めた削減は地球的課題といえ、塗料産業としてもCO2削減に向けた行動計画を作成する必要がある。塗料・塗装の単位当たりのCO2発生量を把握しなくてはならないが、そのとき重要なポイントは塗料・塗装によるCO2発生の抑止効果についても明確化することが望ましい。例えば建物のライフサイクルを適正に塗り替えることによって、劣化建て替えした場合(廃材処理を含め)に比べどれだけのCO2削減につながるのかを検証する。スクラップ&ビルドからストックの活用という流れの割に塗料・塗装を活用した建物の再生の役割が注目されていないのは残念だ。むしろ業界側がCO2抑止効果に向けたスタンダード(標準)を作るくらいの意気込みを示してほしいと思う。それが無理なら見識のある企業がCO2削減行動をポリシーとして掲げ、塗料・塗装の存在感を見える化しては。(M)