コラム
2008年07月09日
塗滴 2008.06.18 若者に元気がない・・・
若者に元気がない。かつて怒れる若者の時代があった。良し悪しは別にして、若者とは常に現状に対し異議申立を行い、行動してきた。ところがである。今の若者たちにとってはそんな光景は過去のものであるが如く映り、セピア色に変色した画像を見るようなのだ。それどころか大人や社会の価値観と対峙すること自体、子供じみたことに見えるのかもしれない。ゲーム機で遊びパソコンを日常ツールとして使いこなし、一見情報化社会の申し子のような若者だが、その実像は孤独で独りよがりでとても寂しげ。若者らしいストレートな感情をあまり表に出すこともなく内向させている。将来に夢がない。生きる目標がない。なんとなく疎ましくて人間関係が築けない。そんな内面のつぶやきが聞こえてくる。いまどきの若者といった論調はナンセンスだが、元気のなさは気にかかる。仮想のデジタル空間で遊ぶことには長けていても、肉体感覚でするダイナミックな遊び空間を創造する術はあまり知らないようだ。前言を翻すわけではないが、常に若者は怒っていたし今も怒る世代なのだろう。ただ時代によってそのベクトルが異なっていることは否めない。業界の世代交代は進み、3代目、4代目のジェネレーションになった。どのような思いで業界を見ているのだろうか(M)