コラム
2008年07月28日
塗滴 2008.07.16 商業統計速報が発表されたが・・・
商業統計速報が発表されたが、全国の塗料卸売業の事業所がピーク時に比べ1000店ほど減少している。「塗料販売店はメルトダウン(溶解)している」(メーカートップ)と称されるくらい衰亡が激しい。地域で老舗であり、そこそこの規模の塗料販売店でもひと皮むけば従業員の高齢化が進み、事業活動が硬直化しているケースが目につく。しかもビジネスのスタイルが御用聞きから脱せず、顧客からみると金太郎飴のようなもの。「どこから買っても同じ」と思われてしまっている。いまだに塗装業者は買ってやるという意識が強く、塗膜形成の共同責任者との意識は低い。売る側の塗料販売店も、頭は下げても見下したところがないとは言えない。塗料販売店の現状を考えると、廃業や淘汰は更に進みそうだ。塗料販売店自身もそれを待っているフシがある。仲間を見殺しにしかできない雰囲気は決して健康的なものではない。衰退にストップをかける手立てはないのだろうか。ポイントは営業力の欠如した顧客に売る限界を正しく認識することにある。需要創造は塗料販売業の根幹であるといった当たり前のことが行動で示されていない。営業をかけるのは塗装業者の先の市場なのだ。そのため塗装業者とタイアップして付加価値を高めたビジネススタイルを作り込むべきであろう(M)