コラム
2008年08月22日
塗滴 2008.08.06 原材料高、不十分な価格転嫁、そして需要の低迷・・・
原材料高、不十分な価格転嫁、そして需要の低迷といったトリプルネック下にある業界にあって、元気なのは若い世代。先輩各氏が日常活動に追われジレンマに陥っているのと対照的に、若い世代は10年先の在り方を見据えているからだ。明日のことも分からないのにとベテランは笑うかもしれないが、10年先の目標に向けたスケジュールを持った若い世代には情熱が感じられる。次期ないし次々期経営者となる彼らにとって、10年先は夢物語では決してない。むしろリアルな手応えを感じる事業推進なのだ。俗に人づくり10年といわれるが、人材育成を柱としていることでは共通している。10年もの時間をかけなければならない理由とは何か。それは塗料販売業が置かれた現実に厳しい目を向け、最大のウィークポイントが売り方にあると認識しているからに他ならない。キャリアやノウハウがあっても、それが市場活動とうまく連動しない。せっかくの提案が顧客に伝わらない。そんなギャップを営業の中で感じている人も多い。一見すると顧客は安くて速いサービスだけを求めているようにも映る。このため価格競争も仕方がないとの感覚に陥りやすい。しかし若い世代には塗料ビジネスにやりがいと使命感がある。価値を売ることができる商売であるとの自覚が強い。(M)