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コラム

コラム塗滴シリーズ

2009年01月29日

塗滴 2008.12.21 昨年は文字通り激動の年であった・・・

昨年は文字通り激動の年であった。7月までの資源高による原材料の高騰、9月に入ると金融危機が起こり、トヨタの赤字転落といった劇的な変動が襲った。世界経済のリセッション(後退)が一気に進み、世界的規模での産業の再編が加速する可能性がある。この大激動から塗料産業が免れるべくもなく、むしろ大海の小舟のようにもまれることだろう。しかしここで心すべきことは、いたずらに大変だと騒ぎまわることではなく、目の前の現実に対処しつつも中長期的な展望を一層明確にして、企業力の充実に努めることだ。バブル崩壊後の塗料産業は海外進出によって支えられた面がある。その一方で国内需要については結果的にシュリンクするままに放置してきた。経営資源の中心が海外投資にシフト。国内市場は成熟化したとの合言葉で縮小するパイの奪い合いだけが目立った。しかし今回の危機がシグナルしているのは、海外と国内市場とのバランスの必要性ではないか。国内市場の見方を大きく変化させなくてはならない。成熟市場の中での成長の在り方を模索し、需要量の拡大から質的な拡大戦略に向かうべき。塗料の場合、膨大なストック市場が潜在している。この市場に対しイニシアチブをとって戦略展開し、需要創造していけば社会貢献にもつながる。(M)

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