コラム
2009年02月24日
塗滴 2009.02.11 12月の塗料需要は20%以上の前年比減・・・
12月の塗料需要は20%以上の前年比減となりそうだ。そうした中で価格維持が大きなテーマとなってきた。60%近くアップした原材料高騰分の未転換を踏まえると、ここはなんとしても値崩れは避けたいところ。ここ6カ月間が勝負となる。改めて塗料価値を考えさせられる事態ではある。価値は使用価値と交換価値に大別される。空気や水は使用価値は高いが交換価値的にはゼロと言われていた。しかし水が商品として売られ、空気質も決してタダではなくなっている。塗料的には使用価値の高さと交換価値の低さのギャップが大きいということになる。乗用車の耐久性を高め、外観品質といった商品価値に寄与する塗料コストは1台当たり平均で1万円以下。安くて価値のある商品という意味では塗料は代表格ともいえる。しかしこうした塗料の地位は過去のものとしなければ、産業として成立しなくなっている。むしろパフォーマンスの良さに甘んじてきた風土が塗料産業にはある。「たかが塗料、されど塗料」の時代に決別すべきだ。そのためには生活者や社会から見えにくい産業としての顔を見せていく努力が必要となる。サイレントインダストリーから自己主張するインダストリーへの転換。そのポイントは塗料と塗装との価値連鎖にある。もっともっと塗料は潜在力を顕在化できる