コラム
2009年02月13日
塗滴 2009.02.04 3月までの自動車生産の減産率は3割に達する・・・
3月までの自動車生産の減産率は3割に達する。塗料需要への影響は避けられず、生産調整のレベルではなく構造調整の段階に入ったといえるだろう。構造的に塗料需要を変えていくキーポイントは何か。重要なのはインフラの維持・向上への体制作りにある。塗料・塗装にはモノの価値を高める機能がある。それは保全とか維持といった面でこれまでも発揮されてきた。「200年住宅ビジョン」を実現するには塗装の役割がキーになる。社会資本を守るばかりでなく、社会資本をより効果的に利用していくことに寄与できるのが塗料・塗装。例えば景観形成に関しての寄与を考えてみよう。騒色といった社会問題が起きるほど、住み心地や地域愛着につながる要素が理解され始めている。自治体だけの問題ではなくなっているのだ。地域コミュニティや商店街の活性化にまで景観の問題は絡む。それだけ射程が大きいテーマ。また社会資本は物的に劣化するだけではない。質的な劣化、つまり使い勝手が変化してくることは避けられない。塗料・塗装をうまく活用することによって社会資本は甦る。ヨーロッパの都市が美しいのは古い町並みを保存すると同時に、住む人や訪れる人々のために美観を考える社会意識があるためだ。塗料・塗装の力をもっと解き放したい(M)