コラム
2009年05月13日
塗滴 2009.04.22 不況対策を口実に・・・
不況対策を口実に(?)政府のバラまきが行われているが、後顧を憂えるマスコミのトーンは低い。選挙対策の面があることは国民も承知していて、一方で雇用不安は正規労働者の首切りにまで至っている。そんな中で財政出動に対する懸念の声は小さい。しかし中身はすべて借金で、これを消化できるか否かは未知数。財政的にはデフォルト(債務不履行)になる可能性もある。国はむしろ国民に安心を与えるビジョンや政策を示すべきではないか。社会保険問題、社会福祉、セーフティネットなどいずれも財政のバックアップが不可欠となるが、それ以前に社会の安心につながる道筋を示した方がよい。また地球環境問題の抜本的な政策を打ち出すチャンス。この面で世界のリーダーとなるくらいの気概がほしい。塗料業界的にはインフラに対するメンテナンス制度の確立が重要と訴えていきたい。循環型社会の基本である3Rを実行する上でも、定期的なメンテナンスの必要性を制度として定着させるべきだ。たかがペンキというが、100年を超えて鉄橋を保全してきたのはペンキの力。200年住宅の理念の中にペンキの役割が入っていないのはおかしい。業界はもっと社会に対して発言すべきではないか。環境と景観を両立させ、社会資本を守るパワーがあると。(M)