コラム
2009年08月31日
塗滴 2009.08.19 不況はビッグチャンスを生む。というと首を・・・
不況はビッグチャンスを生む。というと首をかしげる方もあるかもしれない。話の本筋は米国の動向。風が吹けば桶屋が儲かるではなく、建築塗料が売れるとの鉄則がある。時間外労働がなくなり、節約指向を強める消費者にとって、自分の住宅の塗り替えは実利を伴った行動。とにかく家具を買うよりは壁をリフレッシュした方が気分転換になるとの雰囲気がある。米国トップの塗料メーカー、シャーウィン・ウィリアムズ社は南北アメリカに4,000店近い直営店を展開し、製造小売をしている。このため消費者の動きがダイレクトに吸収でき、販促もダイナミックだ。同社にとってペイントを売る武器はカラーマーケティング。消費者マインドを読み、トレンドカラーを提案する。不況の今日、トレンドは癒し系の色と元気の出る色に大別される。人の心に訴える色彩の力は心理学的にも解明されており、色で癒され色で元気になることは事実。子供は特にビビッドカラーに反応するため、世界中の学校ではレッドに塗装した壁を配置するなど、知恵を働かせている。これに比べると日本の学校といったら刑務所に近いグレーの色調がほとんど。なんとかならないか。話は逸れたが、不況に建築塗料が強いのは世界的に共通している。生活者に近いという条件付きだが。(M)