コラム
2009年08月19日
彩事記 新社長就任、「技術立社を目指す」 シンロイヒ 取締役社長 江見 眞氏
技術畑の出身。親会社の大日本塗料では技術陣営の中枢としてスタッフを引っ張ってきた。6月28日、同社の株主総会を経て正式にシンロイヒの社長に就任。「所帯は小さいが大日本塗料の技術陣にも引けを取らない優秀な技術スタッフが揃っている」と開口一番。
蛍光色材というニッチな領域に特化し、この分野ではダントツのナンバーワン。これまで蓄積してきた独自のノウハウをコアコンピタンスとし「基本的には技術立社を目指す」と方向性は明確だ。ただ近年、輸出の売上げ比率も高まっていただけに世界同時不況の影響も少なくない。「収益を早期に回復させる」ことが社長としての最初のミッションとなる。
蛍光色材に関して飽和感のあった国内市場だがその視認性から安全防災分野で需要が広がっていることに加え、昨年開発したナノ蛍光体は「技術革新への応用の期待からさまざまな企業から引き合いが活発。これまでにない反応を見せている」と期待を寄せる。
一方、海外に関しては「大日本塗料の海外展開と連携し、そのシナジーで海外のグローバルメーカーと戦っていく」と青写真はできている。
国内の塗料需要が縮小していく中で「我々のような中小メーカーが今後生き残っていくためには、他にないオンリーワンの技術や経営資源に磨きをかけて存在を際立たせていくしかない。そういった意味でシンロイヒは格好の舞台。中小塗料メーカー生き残りのモデルを体現していく」考えだ。
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