コラム
2009年09月09日
塗滴 2009.08.26 地方へ出張すると思わぬところで・・・
地方へ出張すると思わぬところで塗料販売店に出会う。残念なことだが、そのほとんどのケースが旧態依然とした店の佇まい。狭い店内には所狭しと置かれた塗料缶。ショップといっても名ばかりで対面販売するスペースはほとんどなく、人ひとりが通れる通路があるばかり。しかも少々ホコリをかぶった副資材やディスプレイが陳列され、決して入りたくなるような雰囲気ではない。一般顧客はハナから相手にしていないのだろうが、これではプロの顧客だってウェルカムの風情ではない。かつて商店街や街の中心部にあった塗料販売店の大半は流通団地に移転。そのせいかストック機能を中心とした店作りがなされてきた。ショップはあっても訴求するポリシーがなく、おざなりに塗料を陳列するスタイルがすっかり定着し、それが当たり前の光景となり、誰も疑問を抱くことがなくなった。しかしここにきて大いなる反省がある。ペイントが資材ではなくイメージ商品であるとの認識が高まってきたからだ。色彩にしても遮熱などの機能にしても、アピールするイメージへの訴求が不可欠。塗料自体ではなく、そこから派生してくる価値をイメージとして示す必要がある。そのためにもショップの在り方が極めて重要になる。古くなった衣装は脱がなくては。(M)