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コラム

コラム塗滴シリーズ

2009年10月21日

塗滴 2009.10.07 世界の塗料産業は先進国であろうと・・・

世界の塗料産業は先進国であろうと新興国であろうと関係なく生活産業を基盤としたピラミッド構造となっている。日本だけが自動車・工業用がベースの逆ピラミッド型。これには歴史的な背景がある。鉱工業生産の成長に支えられ塗料産業が伸長してきた相関が長く続いた。しかし20年前からはその相関からのかい離が明確になっている。産業構造が情報化シフトの中で大きく変化しているのと、自動車をはじめとするユーザーのグローバル化が加速したためだ。情報社会の急速な発展は、塗料需要にとってはマイナス効果の方が大きい。モバイル製品やパソコンに象徴されるように小型化・軽量化とともに塗装レスの方向も強まった。確かにこの20年でプラスチック用塗料の需要のように3倍ほどに増大した分野もある。その一方で白モノ家電生産の海外移転、塗装レス化が一気に進んだ。また建物に関しても塗装レスは顕著。新築物件に関しては塗るところがほとんどない。乾式建材に塗料・塗装は押しやられてしまっている。塗料産業の危機の根本にあるのは、従来の産業の枠組みが崩壊しているところにある。従っていま、求められているのは新しい枠組みを塗料産業が自らの手で作りだせるかにある。逆ピラミッド構造を反転させ、生活者の認知を高める努力に尽きる。(M)

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