コラム
2009年10月09日
塗滴 2009.09.16 商品力が重要といえば当たり前の話しに・・・
商品力が重要といえば当たり前の話になるが、本当の商品力とは何かとなると、そう簡単に答えが出せるものではない。開発的に革新的な製品がメーカーの思惑通りに商品力を発揮するとは限らない。市場とのマッチング、つまりT・P・Oがフィットしなければ売れる製品にはならない。とりわけ塗料のように「塗ってみなければ分からない」性格の製品ついては、一般の商品力にはない要素が必要なのではないか。新製品を上市するときには必ずモニタリングが行われる。シミュレーションとは違って、モニタリングは使用する側からのチェックが入る。悩ましいのは使用条件によって評価が左右されるため、定性的評価になりにくい。そのせいかモニタリングがあまり活発でないように思う。かつては塗料販売店に取材に行くと、倉庫の壁を新製品の塗料で塗装する光景が当たり前のように見られたものだ。塗った感覚とカタログに表記された性能は違うものとの意識がその底流にはあった。塗料販売店は独自の品質チェック機能があったように思う。しかし、そうしたモニタリングの話を聞くことはほとんどなくなった。扱う製品が多く、新製品が続々と出されるから、モニタリングなどできないという。これでは話は逆になる。機能の基本はマーチャンダイジングにある(M)