コラム
2009年12月16日
塗滴 2009.11.11 あるアンケート調査によると生活者は・・・
あるアンケート調査によると生活者は「壁紙の上にペイントしてはいけない」と思っていることが分かった。これは予想に反した回答。業界通念として長く「生活者は壁紙の上にペイントできることを知らない」と認識されてきたからだ。しかし考えてみれば生活者のライフスタイルは過去10年を振り返っただけでも大きく変化してきた。変化を一言で要約(少々乱暴な話だが)すると"モノの豊かさから心の充足へ"向かってきたといえるかもしれない。モノの大量消費時代は終わり、モノの使い方、モノとモノとの間の関係、モノとヒトとの関係、これらから発する価値を求めるニーズに変化してきた。価値とは生活の質と言い換えてもよい。質はテイストにつながり、こだわりのある生活指向となる。ところで壁紙にペイントすることをタブー視している理由は、インテリアとペイントとの関係性が見えていないことが大きい。その一方で生活者は壁のリフレッシュをペイントでできないかとも潜在的に考えている。インテリアペイントに関する業界の対応力はゼロに近い。建築用といえばいまだにまず外壁なのだから。むしろ業界外の業種がインテリアペイントに参入する傾向が強まっている。内装から外壁へ、そしてオールペイント住宅への指向。この差は市場感度による(M)