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コラム

コラム塗滴シリーズ

2010年01月06日

塗滴 2009.12.09 地方取材でタクシーに乗ったところ・・・

地方取材でタクシーに乗ったところ、話が塗料に及んで、運転手さん曰く、「実は私の息子はペイントメーカーに勤めているんです」。そこで話がはずみ、ファミリープロットのようになってしまった。運転手さんは自分の息子の就職先を決める上で次のようにアドバイスしたという。「とにかく色に関わる仕事をしていれば食いっぱぐれはない」と。簡単明瞭かつ当を得たお言葉。素直な息子さん(?)は地方の塗料販売店に就職、自ら希望して調色の仕事を始めたという。自分で選んだ色のスペシャリストの道ですぐに頭角を現し、調色のマイスターと見なされるまでになった。少々自慢げに運転手さんは「サンプルだけで何万という配合から最適なフォーミュレーションをひねり出せる」と。こうした実力がメーカーの目にとまり、メーカーの調色責任者のポストに引き抜かれ、現在はそのメーカー最大の調色センターの管理者をしているとのこと。そのとき私が感じたのは「色に関わる仕事」の一言。食いっぱぐれがないかどうかは分からないが、色のスペシャリストを目指せとの親のアドバイスはひとつの卓見だと思った。調色はCCMに置き換わりつつあるが、それでもコンピュータは人間の目の感度を超えていない。調色スキルをもつ人材は減っており残念。(M)

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