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コラム

コラム塗滴シリーズ

2010年04月13日

塗滴 2010.03.24 塗料産業にとって建築用塗料の世界は・・・

塗料産業にとって建築用塗料の世界は汎用塗料の代名詞として非常に重要な位置付けにある。この分野は塗料出荷金額の20%弱を占め、自動車用に次ぐボリュームゾーンの割に影が薄く、かつ存在感がない。その理由はいくつかあるが、単純にいえばメーカーもディーラーも儲からない分野である他、施工業者も大半が下請構造下にあり、彼らにも儲かりにくい形になっているためだ。製・販・装がこぞって儲からない仕事を支え続けてきたという歴史がある。特に集合住宅の改修では業界全体が赤字という実態。こんな異常な事態を長く放置してきたのは業界側にも責任がある。元請の言いなりにサービスを垂れ流し、コスト低減に協力してきたツケが回ったとも言える。なぜ毅然と対応できないのか。不思議としか言いようがないが、競合他社がやっているからというのが理由らしい。まるで仲良しクラブでの発言がまかり通っている。見方を変えれば差別化なき同次元競争をしているということでもある。改修に求められるニーズは施工品質なのだが、まずコストありきの品質が当たり前になっている。塗料の品質がシリコン系、フッ素系で分けられているように、耐久性に関してもこれと同じ発想にある。改修の本質である居住者の安心・信頼性のレベルからは程遠い世界がそこにある。(M)


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