コラム
2010年04月26日
塗滴 2010.04.14 リーマンショック以降の市場の変化を・・・
リーマンショック以降の市場の変化をどう捉えるかによって企業の方向性は大きく変わる。国内市場は一段と空洞化が進んでいる。例えば自動車生産は低価格車競争がグローバルに激化し、その生産は中国をはじめとする新興国へのシフトが始まっている。それに伴って関連する分野の企業も海外生産を強化する動きにある。またデフレ圧力により物価の下落が続き、サービス業の収益性は軒並み悪化。底の見えない状況にある。こうした現象に目を奪われてばかりいると、変化の本質を見逃すことになる。塗料産業にとってリーマン以降とは何か。なかなか難しい課題だが、マクロ的に言えることがある。これまでの低収益体質を変える過去最大のチャンスとの認識に立ち、塗料のパフォーマンスの在り方を変えていくこと。一見ユーザーはコストに厳しくなる一方のように映る。果たしてそうか?それは従来の枠組みでしか市場を見ていないからではないか。環境負荷が低く、高い効果を見込めるコーティングシステム(プロセス技術)があれば塗料単価のアップは相殺される。製造原価を積み上げていく価格形成から脱却するべきだ。パフォーマンスをベースにした価値の作り込みが競争原理とならなくてはリーマン以降の塗料産業の立ち位置はない。残された時間は少ない。(M)