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コラム

コラム彩事記シリーズ

2010年04月01日

「漆喰塗料が業界を変える」 中村産業(大阪) 代表取締役社長 中村勝氏

「人のためになる塗料がある」。漆喰塗料に出会って以来、漆喰塗料の良さを伝えるべく、全国を走り回っている。自治体や教育委員会から「詳しい話を聞かせてほしい」との要請もあるほど。2年足らずで自家用車の走行距離は6万キロを超えた。


漆喰塗料の存在は7年前に病床で知った。そこで漆喰が化学物資や菌を吸着除去する機能があることを知り、退院後は大学教授など室内環境やアレルギーの専門家を訪ねるなど知識を増やしていった。「院内感染での死亡は交通事故死者よりも多いと聞いたことがある」と院内感染に手をこまねいている現実を知った。


漆喰塗料にはバンコマイシン耐性腸球菌、カンジダ菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、鳥インフルエンザ(H5N1)といった院内感染の原因とされる菌の除去機能があることが確認されている。中村社長は「困っている人が多くいる。漆喰塗料の存在を知ってもらわなければならない」と、体当たりでゼネコン、自治体、病院などへの提案活動を積極化している。
しかし漆喰塗料のPRに東北を訪れたとき、過去に塗料を使ったことのある林業従事者から「健康に悪いもんを売りきたんか」との声を浴びせられた。また友人からは「塗料のイメージは株価の低さにも表れている」と言われたことも。塗料販売業に従事して40年が経つが、中村社長はこの漆喰塗料が塗料業界の悪しきイメージを覆す千歳一遇のチャンスだと捉えている。「これまで塗料で褒められるのは美観だけ。健康対応商品ができたことは画期的なことだ」と。


同社ではPBによる漆喰塗料の販売も行っている。「これからメーカーに頼ってばかりでは生き残れない。販売店がいかに末端のユーザーに対して説明ができるか。むしろ販売店がメーカーに対して製品開発の提案をしなければならない」と話す。

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