コラム
2010年05月17日
塗滴 2010.04.28 売上3億円以下の小規模塗料販売店の減少が・・・
売上3億円以下の小規模塗料販売店の減少が止まらない。不況や販売不振も大きな要因となっているが、むしろ深刻なのは「後継者不足」や「将来への希望がない」といった理由が多くなっていること。世の中は就職難が叫ばれているが、中小の塗料販売店は募集しても「優秀な人材は来ない」のが実態。社会的に塗料産業の魅力度の低さを象徴している。マンパワーの低下は産業そのものの成長力を大きく阻害する。それだけに塗料産業全体にとってのマクロ的なビジョンが今ほど求められている時はない。ビジョンに必要な条件は、現実を正しく把握するだけでなく、現実を超えたハイパーリアルな方向に目を向けることではないか。現実を直視するとしても、それだけで将来性を抽出するのは無理がある。というのは、特に金融危機以降市場がガラリと変化しているためだ。「成長はアジア・新興国」とはよく聞く論調となっているが、そこから欠落するのを見逃すと、方向性を誤ることになる。国内市場の縮小は事実だが、生活を基点としたビジネスを考えると、宝の山に見えてくる。少子高齢化は必ずしもマイナス要因ばかりではない。デジタル世代の若者にも熱い血は流れている。塗料産業にとってマーケティングとは何か。見えているユーザーを超えた需要を創造するマネジメントへ。(M)