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コラム

コラム塗滴シリーズ

2010年05月11日

塗滴 2010.04.21 東京・南青山にペイントショップが誕生した・・・

東京・南青山にペイントショップが誕生した。米国の建築用塗料ではトップブランドのひとつ「ベンジャミンムーア」をショップ名として開店。日本のトレンディースポットにペイントショップという発想は業界常識にはないものだ。この業界常識という壁が実にやっかい。あるスーパーディーラーの社長は「塗料業界というものはない。あっても幻想。あるのは個別企業だけ」と言い切る。その意味するところは業界を前提に将来を考える時代ではないとの認識。まさに業界の常識は社会の非常識。「本当に南青山で成功するのか」「採算はとれるのか」といった疑問がわくのは当の業界人。しかし当事者からすれば、塗料業界モデルとは違った形でインテリア業界に地位を固めてきており、「勝算あり」の経営判断があるはず。業界常識からはそれが見えないだけではないか。つまり塗料は建築資材ではなく、インテリア世界を創造する力のポイントとの見方の欠如。この欠如が生活価値を実現するパワーがある塗料の商品性を隠してきたのだ。塗料とは何かから考え直さなくてはならない。日本の消費者(つまり生活者)だけが塗料の本来の価値に対する情報を与えられてこなかった。絶対的な情報の欠如があった事実から出発しなくてはならない。油断は禁物だ。(S)

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