コラム
2010年08月19日
塗滴 2010.07.21 塗料産業にとってコスト構造の改革が・・・
塗料産業にとってコスト構造の改革が急務となっている。売上原価75%ほどで原材料コストは全体の50%を占める。しかも平均キロ単価は380-390円。この構造の中であがいても明日の方向は見えてこない。コストにメスを入れる方法はロスやムダなコストの排除といわれ、リーマンショック後はどの企業でも実施している方策だ。当然のことのように見えるが、むしろコストを削るためのコスト削減となって必要コストすらも削減されてはいないか。将来に向けた投資はコストではなく利益を生む源泉であるはずだ。例外なきコスト削減は企業力を損なうことになる。コスト構造を変える視点は商品価値をどう設定するかがスタート。キロ5,000円で売れる商品とするマーケティング力が問われてくる。キロ1万円の塗料があってもよい。競合品との兼ね合いを想定すればキロ380円の水準になってしまう。オンリーワン商品の戦略が必要だ。そのための売る仕組みを創造しなくてはならない。発想を変えよう。どこにもない発色をする塗料には高価な顔料の配合が必要になると同時に、売るスタイルも変えなくてはならない。商流も物流も変える必要があるかもしれない。プレミアム・ペイントの世界はイメージに訴求し、感性を刺激するものとなろう。高級コスメティックのような。(M)