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コラム

コラム塗滴シリーズ

2010年09月27日

塗滴 2010.09.01 塗料技術は農耕型との指摘がある・・・

塗料技術は農耕型との指摘がある。半分は皮肉を込めたもので、決してホメコトバではない。雨風や温湿度に影響されることからきている。確かに超最新の塗装ラインでも雰囲気コントロールは重要なポイント。現場での微妙なレオロジーコントロールは不可欠となっており、農作物を育成するような現場の知恵がなければ仕上がりを確保できない。それだけに農民はいろいろな要素に目配りをする。人知に余る要素から、あらゆる経験知、そして共同体のルールまで、異なる要素の組み合わせに知恵を絞る。そのためハイブリッドな思考をする傾向がある。よく塗料は生(なま)ものといわれるが、不確定要素が多いところからの見方でもある。これは半面工業製品としては致命的なマイナス要素といえる。同じ品質の製品を多量に生産するのが近代プロダクツの使命だからだ。ランダムな条例を平準化するためには、農民の知恵のように異種の要素に対する寛容さと、自由でフレキシブルな発想が求められる。難しさを克服するテクノロジーは技術要素だけでは収まらない、現場ノウハウが必ず注入されている。その意味でコーティングはハイパーテクノロジーといえるのかも知れない。常に目には見えない新発見や発想が活用された生(なま)の技術の集成がそこにはある。農耕型も悪くない。(M)

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