コラム
2010年11月01日
塗滴 2010.10.13 エコカー減税の終了により新車販売は・・・
エコカー減税の終了により新車販売は20~30%落ち込むと予測されている。トヨタの9月の販売台数は40%近く減少したようだ。既にホンダは製造ラインの集約に着手しているが、カーメーカー各社も水面下では同様の動きにある。自動車産業はその部品を含め波及する範囲が広く、塗料需要で見ても出荷金額ベースでは2位の建築用を大きく上回っている。中国や新興国のモノ作り力は飛躍的に高まっており、技術的な背景も整ってきた。実力をつけている新興国の製造業にまともに太刀打ちできる製造業はほとんどない。日本の技術立国という看板もお寒い限りだ。国は環境技術のハイエンド化で国際競争力を高めたいとしているが、ベースはモノ作り。短時間でキャッチアップされることになる。その一方で新興国が日本の優位性を認めているポイントがある。それはサービス品質の高さ。モノ作りとサービス品質が一体となった競争力で日本は新興国を上回っている。サービスとは形の見えるモノと違って無形の価値を発揮する。従ってサービスでの差別化ができれば、競争力は他を圧する。モノ作りに伴うニーズで産業基盤を築いてきた塗料産業も、サービス産業の方向性で成長活力を創造していかなくてはならない。塗膜化はもともとサービスの性格も帯びている。(M)