コラム
2011年04月22日
塗滴 2011.03.09 北国の人たちにとって春を迎える感情は・・・
北国の人たちにとって春を迎える感情はきっと心ふるわせるものに違いない。今年のように大雪の年にはその感が強いのだろう。だからといって冬に耐えているばかりではなさそうだ。塗料販売店、塗装業者の冬の仕事は気ぜわしいものがある。確かに12月から2月にかけて仕事量も売上も6割まで落ち込む。しかし仕事がないからひまとはならない。冬は冬なりの仕事がある。しかも大雪の年には車の事故も増え、家の傷みも激しい。春からの仕事に向けた準備も必要になる。そんなこんなで冬だって忍従ばかりしているわけではない。2月中旬、雪模様の中で塗装教室が開催された。応募者1人の欠席もなく、教室の雰囲気は熱いものがあった。冬とペイントのイメージに違和感があるのは、北国の人の本当の心を知らないせいのようだ。"春待つ心"には静かなパッション(情熱)が底に流れている。そういえば北欧では国民1人当たりの塗料消費量が高いという話を聞いたことがある。春を迎える喜びを、自宅をペイントしリフレッシュすることで表現する。そこにはメンテナンスといった実利的な動機だけではないプラスアルファを感じる。北国の人の共通の感性があるようだ。春は近いが北国の空は気まぐれで、雲の晴れ間から時折みぞれが落ちてきた。(M)