コラム
2011年08月05日
塗滴 2011.06.15 化粧品をベンチマークしたマーケティングというと・・・
化粧品をベンチマークしたマーケティングというと、かつては一笑に付されかねなかったが、今は違う。むしろ従来の業界常識であった市場対応を打ち破る可能性があるとの見方がじわじわ広がっている。ここ数年、塗料販売店に来る一般客(生活者)が増える傾向にある。少し前は定年退職した高齢男性が「時間があるからペイントでも」というパターンが目立ったが、客層は大きく様変わりしている。年齢的には30歳台から60歳台と幅広い。男女比率も男性が多いとはいえ、女性の比率もかなり高く、来店した男性客の背後には奥さんの影がちらつく。ということは塗り替えの主導権は女性が握っていると分かる。この事実は以前から指摘されてきたことだが、不思議なことに女性に対する本格的なマーケティングを実施した企業はない。というと語弊があるかもしれないが、女性の心をつかむアプローチで成功した事例は少ない。ひと口に女性層といってもニーズやウォンツは細分化され、特定しにくいのも事実。加えて女性への販促に慣れていないこともあり、女性顧客(潜在分も含め)に対するコンセプトづくりは遅れていた。ペイントをコスメティックのように売る発想があってもよい。感性商品として塗料を考えればもっと自在な営業スタイルが創造できる。(M)