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コラム

コラム塗滴シリーズ

2011年12月28日

塗滴 2011.11.23 色彩とペイントは表裏の関係にある。・・・

色彩とペイントは表裏の関係にある。ペイントカラーの呼称は同義反復。色がペイントで、ペイントが色でもある。しつこいようだがペイントの魅力(商品価値ともいえる)は色彩にある。常識的なことを強調していると映るかもしれないが、色彩をペイントビジネスに活用しているケースはほとんどない。カラーワークスが唯一といえるかもしれない事例だが、業界レベルからは孤立し、業界の支援がなく独歩の方向で歩んできた。塗料業界は端的に言えば色音痴なのだ。色彩をハンドリング(扱う)自覚が低いというか、色彩の感性に鈍いというのかは分からないが、とにかくカラービジネスという発想がない。色を創る行為である調色も、指定された色に合わせることが中心で、そこにはマーケティング的な立ち位置が見えてこない。反論はあるだろう。大手メーカーにはカラーデザインセクションがあり、色彩を発信しているのだから。しかしこれは業界全体からすれば一部の動きに過ぎない。メーカーが自前の色見本帳を保有している例はわずか。世界の塗料メーカーにとって色彩提案の基本ツールが色見本帳となっていることを考えると、日本のメーカーの色彩後進国ぶりは際立っている。色彩という最大の武器を生かそうとしないのはなぜか。(M)

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