Last Updated: 2011年12月21日 15:09  RSS 2.0
キーワードを入力してサイト内のニュースを検索できます。

コラム

コラム塗滴シリーズ

2011年12月09日

塗滴 2011.11.02 タイの洪水による影響が・・・

タイの洪水による影響が出始めている。自動車、弱電製品のラインが休止しているためだ。グローバリゼーションは塗料の海外生産を一気に加速、国内メーカーの3割強が海外拠点で生産し、昨年の生産量は約160万トンとほぼ国内水準に匹敵する水準となっている。東南アジアの中核拠点がタイであり、タイから周辺各国へ輸出しているケースも多く、影響は広範囲となる可能性がある。しかしこのところ海外生産は大きく変調している。中国ではここ数年で人件費が倍増した。原材料の調達コストも高騰する傾向。更に現地での競合関係がタイトとなり、価格競争がシビアとなっただけでなく、パソコンなどの製品で塗装レス化も進行するなど、市場の在り方が変質している。ある中堅メーカーのトップは「新興国戦略を転換する時期に入った」と語る。新興国の経済成長とともに塗料需要が伸長するパターンは終わったとの認識がそこにある。「むしろ足元の国内マーケットでの付加価値戦略に軸足を移していく」と方向転換を示唆。その一方でチャンスがあれば新興国に更に進出するとの考え方も根強い。ロシア、東欧、中近東、アフリカ、南アメリカ諸国などの地域はいまだバージンランド(処女地)だからだ。海外展開の次元が変化し、企業そのものの経営力が鋭く問われている(M)


« 前のコラムコラムアーカイブ次のコラム »

Web特集|ニュース|コラム|インタビュー|データルーム|イベント情報|セミナー情報|リンクネットワーク