コラム
2012年01月25日
塗滴 2011.12.21 東日本大震災から9カ月余り経過したが・・・
東日本大震災から9カ月余り経過したが、いろいろな意味で日本に与えた影響は計り知れないものがある。よく自然災害は人災だという。特に原発問題にそれが象徴されている。塗料産業への被害では塗装業者やBP業者が津波で被災し死亡者も出ている。ただ注目すべきは寸断されたサプライチェーンの復活は予想以上にスピーディであった点。メーカーやディーラーの現場の人たちの不眠不休の仕事ぶりがあったためだ。こうした危機に対処する踏ん張りはこれからも塗料産業の"再生"のために役立ててほしいと思う。塗料産業は言うまでもなく歴史的な大転換に立ち至っている。国内の産業構造が急速に変化する中で、従来の事業モデルが通用しなくなっていることは万人が認めるところ。しかし180度方向転換できるかとなるとなかなか難しい。事業構造を変えるには、まずトップが方向性を示す必要がある。ところがトップのほとんど(?)は社員の意識が変わらないと嘆く。社員からすればルーティンワーク(日常業務)を当然こなさなければならず、「意識を変えよ」の指示では動きようがない。従ってトップは会社としてのビジョンを策定、それを具体化するスケジュールを提示し、社員間の議論を高め、コンセンサスを得るべき。前進のため後退も。