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コラム

コラム彩事記シリーズ

2012年01月05日

彩事記 改修技術の体系化を目指す リペイント湘南(神奈川)代表取締役 原田芳一氏

「台風(12号-2011年)通過後、雨漏り工事の依頼が殺到しました」と話す原田氏。ようやくここにきて落ち着きを見せているというが、2班の施工体制はフル稼働の状況。3カ月先まで受注を抱えた状況となっている。
雨漏り工事については、防水工事だけでなく、野地板の腐食など劣化がひどい場合は葺き替え工事も請け負う。葺き替えは外注委託になるため施主にとっては価格負担が増すが、それを明らかにした上でも同社に施工を依頼したい施主が後を絶たない。
その理由は、施主に分かりやすく伝えることができる「翻訳力」というべきか。末端の施主と接する改修市場においては、新築や下請け工事で培ったノウハウとは全く異なる対応力が必要と指摘する。


ただ、このことは雨漏り工事だけに限らない。塗装も含め、対応する物件の劣化状況は千差万別。建物に使用している建材、構造とあらゆる要素を鑑みた上で、適切な改修仕様を組まなければならない。「建物の診断に2時間、クロージングに2時間はかかります」。また「施主に対して自分が完全無欠である必要はありません。分からないことは、同業者交流で知り合った方々に教えてもらいます」と、過去のクレーム事例すらもオープンにする正直さが施主の信頼を勝ち得ている。


原田氏は将来的な構想として、これら現場で培った改修技術を体系化したいと語る。
建築業界全体が改修マーケットに着目する中にあって、1軒1軒異なる物件に対峙する施工業者に施主の信頼を得るための技術ノウハウが蓄積されていることがうかがえる。

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