2015/07/23 14:41

ぶれずに完遂する 三彩化工 社長 内海秀明氏

大学を卒業してエンジニアの道を歩んできた。モノづくりに関わる仕事にやりがいがあったという。社長に就任したのは昨年末。先代社長が体調を崩したための登板であった。「これまで社長の横顔を見て仕事をしていたので抵抗はなかった」という。
同社は剥離剤に特化したメーカーとのスタンスにある。一口に剥離剤と言っても幅広い分野で使われているため、商品体系も複雑だ。ユーザーニーズに合わせた一品料理もある。しかし分野によって消長もあり「(剥離剤の)一本足打法には限界がある」と考え、次の柱に向けた手を打っている。培った剥離技術をアプリケーションした製品開発を目指す。
とはいえ直近の課題は「足下を固める」ことにある。直面する課題に対し「やり遂げること」を社員に訴える。「3年間は軸をぶれさせることなく、お客様にしっかりした対応をしていく」と基盤の強化をテーマとして掲げる。
橋梁など重防食向けの剥離システム『泥パック工法』に関しては「もっと安全性の面でバージョンアップしたい」意向を示す。それとともに「剥離剤は万能ではなく、適宜ブラストなどと組み合わせて最適条件化していく必要がある」と強調する。
エンジニア出身だけにR&Dには思い入れが強い。「コアとなる技術をより深く追求するのは当然ですが、もっと開かれた技術との融合も図っていきたい」と異業種とのコラボなどに意欲を見せる。
市場変化のスピードが加速していることから、R&Dのみではなく、会社全体の対応力が問われていると判断している。41歳。